代表的なローソク足パターンと意味

基礎知識

はじめに

ローソク足は一本でも相場の流れを表しますが、複数の足が並ぶことで独特のパターンが生まれます。
これらは「一般的に」相場の転換や継続を示すとされ、世界中のトレーダーが参考にしています。

この記事では、初心者の方がまず覚えておきたい 代表的なローソク足パターンとその意味 を整理しました。

※本記事は「情報提供」を目的としたものであり、投資助言ではありません。紹介するパターン通りに必ず相場が動くわけではありません。


1本のローソク足で分かるパターン

大陽線(長い陽線)

  • 意味:その時間で強い買いが続いたとされる
  • 例:上昇トレンドの勢いを表す

大陰線(長い陰線)

  • 意味:その時間で強い売りが続いたとされる
  • 例:下降トレンドの勢いを表す

十字線

  • 意味:始値と終値がほぼ同じで、方向感がなかった
  • 例:相場が迷っているサインとされる

複数本で現れるパターン(一般的なもの)

包み足(つつみ足)

  • 陽線・陰線のどちらかが、前のローソク足をすっぽり包み込む形
  • 一般的に「強い転換のサイン」とされることが多い

ピンバー(長いヒゲを持つ足)

  • 実体が小さく、上ヒゲや下ヒゲが極端に長い形
  • 「反発した」と解釈される場合が多い

はらみ足

  • 小さいローソク足が、前の大きなローソク足の中に収まる形
  • 「方向感を失っている」とされ、次の動きに注目されやすい

トレンド転換を示唆するとされるパターン

モーニングスター(三本の組み合わせ)

  • 陰線 → 小さな足 → 陽線
  • 下落後に出ると「反転上昇」とされる

イブニングスター(三本の組み合わせ)

  • 陽線 → 小さな足 → 陰線
  • 上昇後に出ると「反転下落」とされる

注意点

  • これらのパターンは「一般的にそう解釈される」というだけで、必ずそうなるわけではありません。
  • 短い時間足では「ダマシ(フェイク)」が多く発生します。
  • 他の要素(サポート・レジスタンス、トレンドラインなど)と併用するのが一般的です。

まとめ

  • ローソク足には「よく見られる形(パターン)」が存在する
  • 代表的なもの:大陽線、大陰線、十字線、包み足、ピンバー、はらみ足など
  • さらに複数本の組み合わせで「モーニングスター」「イブニングスター」といった転換形もある
  • ただし、どのパターンも「必ず当たるサイン」ではないことを理解することが大切

まずはチャートを見ながら「どの形が現れているか」を観察する練習をしてみましょう。

※本記事は情報提供を目的としています。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

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